奴隷通信 No.24(前編)
主演:森下さやか 責め:乱田舞 監督:夢流ZOU メーカー:アートビデオ 発売:2005/3 Mの刻印!それは壮絶なドラマだった。暴虐の壁を突き抜けてこそM女は救われる。痙攣M奴、夢流恍惚M奴、M奴隷に堕ちて激烈恍惚… |
奴隷通信シリーズのNo.24。しかも、シリーズ初の前後編構成。というか、この手のSMビデオで前後編の形をとるものは、すごく少ない。それだけに、乱田舞とスタッフのこの作品にかける意気込みが感じられる。
主演は森下さやか。縄悦などいくつかのSM作品に出ているが、個人的には嬲られるのが似合うという印象だ。
まずはじめはインタビューシーン。森下のSM感などを語らせる。「家畜のように扱われたい。相手の望むことなら何でもしたい」と森下は語る。
そしていよいよ責めが始まる。まずは着衣のまま後手で縛り、天井から吊られる。そしてその状態でお尻をまくられ、ムチが襲う。バラ鞭なので、音が非常に激しい。早くも感じ始める森下。乱田舞にどうだと聞かれ「うれしいです、でも苦しいです」と答える。そして、吊りから解放された後も、鞭が森下を襲い続ける。。。
続いては全裸で両手を縛られ、天井から吊られる。足も縛られ、一本の棒のようになった森下を乱田舞の鞭が打ち込まれていく。しかも今度は一本鞭。振り上げた鞭が体にあたる度に、しなり、巻き付き、あっという間に森下の体はミミズ腫れだらけになっていく。そして森下は恍惚とした表情を浮かべていく。
傷だらけで、ぼろぼろになった森下に今度は乳首のクリップ責めと電マ責め。狂ったように叫ぶ森下、最後にはイッてしまう。。。
まだまだ責めは続く。今度は、竹の棒を背負うように手を広げて縛られる。そして、髪の毛を縛られ、天井から固定される。全く逃げることができなくなった森下を容赦なく一本鞭が襲う。傷だらけの体に、さらに赤いスジが刻まれていく。。泣き叫び、よだれを流しながら鞭に耐える森下、まさに彼女の望む「家畜」に墜ちていく。。。
とにかくこの作品は、鞭がすごい。作品の半分以上が鞭打ちのシーン。最後にはミミズ腫れも血がにじんでしまっている。これで前編というから、後半がどうなるのか、想像もつかない。一方で、鞭一色なだけに、鞭がそんなに好きではない人や、ハードが苦手な人にはお勧めできない。観る人を選ぶ作品といえる。
責め縄秘画報 縄悦 其ノ四 女囚[拷問蔵] 森下さやか
主演:森下さやか 監督:夢流ZOU 縄師:奈加あきら メーカー:アートビデオ 発売:2005/4 耽美派『責め縄』縛師奈加あきらの縛り世界。千変万化する一条の縄、絡み合う数条の縄たちを巧みに操り、女体を艶美に悽愴に縛り上げる日本独特のSM情感。『被虐と嗜虐』の愉悦の原点、官能の原点を見つめる。 |
縄悦シリーズの第4段。シチュエーションとしては、女囚緊縛モノ。
女囚風の着物を着せられた森下が、石の床に座らされ、後ろ手に縛り上げられていく。奈加氏の縄捌きが絶妙である。着物に食い込む縄、苦しそうな森下の顔に、かなりそそられる。
続いては、たった状態で水平につるした竹の棒に、手を広げて縛り付けられる。縛られながらあえぐ森下、きしむ縄の音。さすがに縄悦というタイトルだけあって、縛りにこだわっている。そして、両足を縛られて、その縄を天井につるされる。かなり苦しそうな森下の表情がたまらない。
今度は再度後ろでに縛った状態であぐら縛りに。首にかけた縄を足に結びつける。そして竹の猿轡をかませる。苦痛にゆがむ森下、それを背後からのアングルがきつく縛られた手首を写す。苦しそうな様子が伝わってくる。
その後も2パターンほどの縛りを挟み、女囚ものの定番ともいえる、石抱きと三角木馬。三角の木を並べた上に正座をさせられる森下。上半身はもちろん後ろ手にきつく縛られている。そして膝の上に石が置かれていく。石自体は作り物っぽいが、それでも三角の木の上に正座しているだけで、脛にかなりの負担がかかっていると思われる。本当につらそうで、苦悶する顔が見所である。
そして三角木馬。こちらも上半身は後ろ手に縛られ、三角木馬にまたがされる。むき出しの下半身に、木の角が食い込む。木馬の脇に足を引っかけ、少しでも食い込みを和らげようとする森下だが、奈加はその足を竹で叩き、足を外させる。そして竹の猿轡。声を上げられない森下を竹で打つ。さらに、足に石のおもりが。。。
森下さやかといえば、奴隷通信でもかなりの責めをされていた。正直いって顔はあまりタイプではないが、きつい責めが似合う女優である。特に本作は、女囚、拷問というシチュエーションに奈加の縛りが加わることで、かなりの被虐感が醸し出されている。
女囚モノが好きな人には是非みてほしい一作である。
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